トップページそして、カウントダウンへ>昔の色で出ています。


 600V線区の廃止が決まり、予備車となっていた593号車と、馬面電車606号車が、ともに登場当時を彷彿とさせる旧塗色に塗り直され、最後の花道を飾りました。
■モ593号車

 長らく美濃〜新関間を中心に活躍していた590形は、同区間の廃止後、美濃町線市内区間に活躍の場を移し、冷房改造工事が施行されましたが、593号車だけは改造工事が行われず、予備車として市ノ坪の構内に昼寝する姿をよく見かけました。ところが、600V区間の撤退が決定的となった平成16年夏、突然593号車が昭和40年代まで使われていたクリームと緑色の塗り分けに戻され、予備車ながら、午後の市内区間増発運用に入るたびにファンからスポットライトを浴びました。


市ノ坪を出庫する593号車、鳥も変わった色の電車を見ています。

これから一日の仕事が始まります。

リバイバル塗色同士の続行運転。

日野橋に到着、馬面電車は関へ、593号車は来た道を引き返します。

日野橋を発車、後ろに馬面電車が続きます。

今日は貸切電車で久しぶりに日野橋以遠に顔を出しました。

夜の徹明町、到着後行き先を直してしばらく休憩です。

■モ606号車

 各務原線経由の新岐阜直通の開始とともにデビューした復電圧車600形ですが、低床車800形のデビューによって6両の仲間が次々に引退してゆきましたが、606号車のみがワンマン改造を受けて生き残りました。593号車の旧塗色復活に続いて、606号車もデビュー当時の白帯を入れた姿でラストランを迎えました。


鉄道線の各務原線区間を走る606号車、鉄道線を路面電車同士がすれ違います。

金華山をバックに・・・

競輪場前からはリバイバル塗装同士の続行運転となります。


青空のもと、快走する606号車

上芥見の併用軌道を行く606号車を見ると、花巻の馬面電車を思い出します。

津保川の鉄橋をゆく606号車。

小屋名付近では民家の軒先を抜けながら走ります。

関の急カーブを606号車が台車をよじらせながら進みます。

競輪場前の夜、ライトアップされた岐阜城が小さく見えます。


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