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世田谷線近代化プロジェクト
〜平成11年3月から平成14年11月までの全記録〜

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東京都内にありながら21世紀目前まで一昔前の懐かしい雰囲気を醸し出していた世田谷線ですが、平成11年から14年にかけて行われた一連の近代化事業で、玉電以来35年ぶりの新型車両300系が登場、緑色の旧型電車は平成13年2月10日で全て引退し、駅施設も玉電以来ずっと使われてきた木造の上屋も建替えで姿を消し、ホームの嵩上げで懸案事項だったノンステップ化も達成されました。また、平成14年7月には鉄道線ではJR東日本に続いて実用2例目のICカード乗車券システムの導入も行われ、わずか3年の間に前時代的な路線から、一気に近未来的な路線へと脱皮しました。この世田谷線史上最大のプロジェクトを3年間に渡って追い続けた全記録を新旧車両編･施設編･営業関係編の4つに分けてまとめました。

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■プロジェクト年表 ■旧型車両編 ・旧型車両廃車始まる ・戦後の名車にも訪れる引退の日 ・その後も続く引退劇 ・生まれ故郷に戻った電車 ・さよなら戦前生まれの古豪たち ・懐かしの玉電塗装復活 ・世田谷線の顔、雪の中のラストラン ・緑の電車、想い出の彼方へ･･･ ■新型車両編 ・300系導入決定から301編成運転開始まで ・色違いの各編成続々登場 ・電制使用に向けて･･･ブレーキ･インバータ装置交換 ・ノンステップ化･･･そして全編成登場へ

■施設編 ○駅 ・姿を消す玉電時代の木造上屋 ・一晩で全ホームを40cm嵩上げせよ ・新たなホーム上屋完成 ・世田谷線管区建替え工事 ○検車区 ・長津田(雪が谷)検車区上町班改修工事 ○線路 ・PC枕木導入 ■営業関係編 ・臨時ダイヤ施行〜3月の白紙改正に備えて〜 ・32年ぶりの白紙ダイヤ改正 ・ICカード乗車券「せたまる」導入 ■付録 ・電車運行記録一覧(平成11年3月1日〜平成13年3月31日)