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世田谷ボロ市

露天は主に赤線で示した通り沿いに出ます。
ここでは、毎年1月15・16日、12月15・16日の4日間、世田谷駅と上町駅の間で開催されている沿線最大のイベント、世田谷ボロ市を紹介しています。
世田谷ボロ市は、天正6年(1578年)に小田原城主北条氏政がこの地に楽市を開いたのが始まりで、世田谷を代表する伝統行事として、400年以上の歴史を有しています。最初は古着や古道具など農産物等を持ち寄ったことから「ボロ市」という名前がついたとされていますが、現在では骨董品、日用雑貨、古本や中古ゲームソフトを売る露天もあり、代官屋敷のあるボロ市通りを中心に、約700店の露天が所狭しと並び、毎年多くの人々で賑います。
ボロ市の概要
ボロ市名物「代官餅」
ボロ市への行き方
早朝のボロ市
ボロ市と想い出の旧型電車

■ボロ市の概要

ボロ市通り(代官屋敷付近)
平成14年12月15日撮影
開催日毎年12月15・16日 1月15・16日
開催時間午前9時〜午後9時
開催場所ボロ市通りを中心に、世田谷通りの一部、上町・世田谷駅周辺
最寄駅 世田谷線
 上町・世田谷駅下車すぐ
※期間中は世田谷通りは大変混雑し、交通規制もかけられますので、公共交通機関でお出かけください。
出店数約700店
主な出店品目農機具・古着・洋服・植木・骨董品・食料品・玩具など
問合せ先 せたがやボロ市保存会
Tel:03-3429-1829

アンティークが所狭しと並んでいます。
平成10年12月16日撮影

こちらも毎度恒例の風景です。
平成10年12月16日撮影

■ボロ市名物「代官餅」
「ボロ市名物といえばやはり代官餅」という方も多いのではないでしょうか?この代官餅は昭和50年(1975年)の発売開始から、その場で蒸してついた温かくてボリュームあるお餅を食べられることから、ボロ市を代表する名物として親しまれています。ボロ市のときだけ食べられるこの代官餅は、あんこ、きなこ、からみの3種類で、各600円で発売されています。毎年売店には絶え間なく行列が続き、時間によっては30分〜1時間待ちとなることもありますが、これを目当てにボロ市に訪れる人も多いほど、食べ応えがあります。なお、平成14年度からは売場が天祖神社境内(上記地図参照)に変更となっています。
ボロ市名物代官餅(左から、あんこ・きなこ・からみ)

天祖神社境内に設けられた代官餅売店。
平成14年12月15日撮影


昼食時には大行列が発生します。写真の行列は一度代官餅の幟のあるところで折り返し、1往復していて、約1時間待ちとなっている様子です。
平成14年12月15日撮影

その場で蒸してついた温かいお餅をその場で食べることが出来ます。
平成11年1月15日撮影


平成13年度までの代官餅売店。
現在はこの場所に建物が出来てしまい、天祖神社境内に移転となっていますので十分注意して下さい。
平成11年1月15日撮影

■ボロ市への行き方
世田谷線 世田谷・上町駅下車すぐ
ボロ市は世田谷線の世田谷駅・上町駅の間で開催されていますので、どちらの駅で降りてもボロ市に行かれます。なお、混雑緩和の為、三軒茶屋方面からの乗車(下り)では世田谷駅、下高井戸・山下方面からの乗車(上り)では上町駅が下車指定駅となっています。なお、期間中、世田谷通りは大変混雑し、交通規制がかけられます。また、付近には駐車場がありませんので、世田谷線のご利用をお勧めします。期間中は日中運転間隔を縮めた臨時ダイヤによる運転となります。
世田谷線乗車時の注意
世田谷線に乗る際には・・・
 世田谷線の運賃は大人140円・子供70円で乗車時(三軒茶屋・下高井戸は終日、および日中時間帯に世田谷・上町・山下駅から乗車の場合はホーム入場時)の支払いとなりますので、乗車前に釣り銭のないよう小銭で丁度用意されると、待ち時間も少なくスムーズに乗車出来ます。乗車券はありませんので運賃支払い後はそのままご乗車ください。
 世田谷線は、PASMO・Suicaもお使いになれます。駅もしくは車内に備え付けのリーダーにタッチしてご乗車ください。なお、下車時のタッチは必要ありませんので、そのままお降りください。
 期間中、世田谷通りは大変混雑し、交通規制がかけられます。また、付近には駐車場がありませんので、世田谷線のご利用をお勧めします。
ボロ市開催中の世田谷線

賑わう三軒茶屋駅、自動運賃箱のほか臨時の改札口を設けて対応しています。運賃はホーム入場時の支払いとなりますので、釣り銭のないよう用意して駅に向かいましょう。
平成14年12月15日撮影

いつもは無人駅の世田谷駅にも駅員さんが立ちます。この他、ボロ市期間中は上町・山下駅にも駅員が立ち、ホーム入場時に運賃収受が行われます。
平成15年1月15日撮影

■早朝のボロ市
ボロ市は午前9時の花火の合図とともに始まりますが、早朝6時前には出展者が集まり、準備が始められているところもあります。そんな中、既に骨董品の交渉などに入っている人もいたりします。ほしいものがある場合は、空いていて早朝のうちに交渉するのもいいかもしれません。

早朝6時頃のボロ市通りは既に準備の車で賑わい始めています。
平成11年1月15日撮影

早朝からもう開いているお店もあります。こうしてボロ市の1日は始まります。
平成11年1月15日撮影

■ボロ市と想い出の旧型電車
世田谷線の顔として長年走ってきた緑色の電車も、平成13年2月をもって引退してしまいました。ここでは、ボロ市開催中で混雑する世田谷線を走る旧型電車の姿を写真で振り返ります。

引退を前に懐かしの玉電塗装に塗り替えられた80形車両。ホーム嵩上げのため、世田谷駅ではラッチを設けての運賃収受は平成13年度限りとなりました。
平成13年1月16日 世田谷駅

駅にボロ市の幟を掲出中の一こま。上町駅のこの場所も建替えられ、過去の風景となりました。
平成13年12月14日 上町駅

人でごった返す上町駅に到着する70形車両。このホームも建替えられて、今では見ることは出来ません。
平成11年12月16日 上町駅

混雑する上町駅にはホームに駅員さんが立ちます。中間駅は全て無人の世田谷線では珍しい光景です。
平成11年12月16日 上町駅

「発車オーライ!」
平成12年1月15日 上町駅

「異常なし!」
平成12年1月15日 上町駅


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1998年8月28日開設